6月6日 天橋立を越えた先、伊根町の手前にある宮津市大島地区で
江戸時代から続くといわれる『さなぼり祭り』が行われました。
先頭二人が掲げている提灯2つは蛍と呼ばれ、広がったり交差したりと
独特な動きで海面に揺らめきます。
今回はありませんが、以前は消波堤に松明がずらりと並び、炎も揺らめいていました。
浜の方では地域のボランティアの方が温かいうどん、おにぎりなどを用意して下さり、
潮風で冷えた体を皆さん温めておられました。
子供たちを降ろした祭礼船は犀川に移動し石を拾い、翌日、冠島の
老人島神社に奉納されます。
以前は毎年行われていたこの行事ですが、年々子供たちの人数も少なくなり、
今年は実に5年振りとなります。
海の上を漂うさなぼりは全国でも珍しいそうで、
歴史あるこの祭りを絶やす事なく、残していって頂きたいですね。